次世代のAI x IoT

システム概要

OWL‑Edge_AI を中核に、Open WebUI + Ollama による完全ローカルAIを基盤化。
MCP(Model Context Protocol)mcpo を用いたブリッジにより、シングルボードコンピュータ等のエッジを“ツール”として安全に呼び出し、 GPIO・シェル・シリアル等の操作を ジョブ実行器(CLI/スケジューラ)に委譲します。AIは 指示書(ジョブ)作成 に徹し、時間精度と安全性を担保します。

システム構成

OWL-Edge System 構成図

OWL-Edge_AI × OWL-Hub(シングルボードコンピュータ) × Dashboard
現場LAN(閉域/オフライン可) OWL-Edge_AI Open WebUI + Ollama(完全ローカル) AIは「指示書(ジョブ)」を作成 mcpo ブリッジ MCP → HTTP/OpenAPI(ツール化・権限制御) Dashboard 既存SCADA/HMI/BI 等 レポート閲覧/承認/手動トリガ OWL-Hub(SingleBoardComputer) MCPサーバー:GPIO/シェル/シリアル ジョブ実行器:CLI・cron・systemd timer 安全停止・フェイルセーフ/監査ログ転送(任意) MicroComputer #1 I/O制御ユニット A MicroComputer #2 I/O制御ユニット B MicroComputer #3 I/O制御ユニット C ジョブ/コマンド GPIO/UART/SPI/TCP/UDP等 レポート/承認/手動トリガ 結果/ログ 凡例 制御フロー(実行系/決定的) 情報フロー(レポート/ログ) 主要ノード 補助要素/ブリッジ

標準構成

アーキテクチャ

① AIワークステーション(Mac)

  • Open WebUI + Ollama(完全ローカル)
  • 部署別プロファイル/テンプレ群
  • 監査ログ:JSON(ハッシュ付与)
  • オフライン更新・ハッシュ検証

② ブリッジ(mcpo)

  • MCP→HTTP/OpenAPIブリッジ
  • Open WebUIの“ツール”として呼出
  • 権限制御/サンドボックス
  • 失敗時のロールバック方針

③ エッジノード(SingleBoardComputer)

  • MCPサーバー(GPIO/シェル/シリアル等)
  • ジョブ実行器:CLI・cron・systemd timer
  • 結果収集/ログ転送(任意)
  • 安全停止・フェイルセーフ設計

御提案例

導入しやすい段階式

フェーズ1(AI×PC立ち上げ)

  • Mac 1台に標準環境構築(Open WebUI / Ollama)
  • 初期RAG/テンプレ適用、監査ログ標準化
  • 最小運用Runbook・復旧手順の整備

フェーズ2(エッジPoC)

  • Raspberry Pi+MCP/mcpo 連携による安全な外部I/O制御検証
  • ジョブ化・スケジューリング・失敗時処理の設計
  • 操作範囲・権限制御・責任分界の確立

※ フェーズ3(小規模本番運用)もご相談可。

ユースケース

たとえば・・・・

  • 装置の試験運転:安全条件を満たす手順をジョブ化し、夜間に実行
  • 点検の自動化:センサー読取り→判定→報告書テンプレ自動作成
  • ログ採取:障害時のトリアージ手順を定型ジョブに

セキュリティ&ガバナンス

安心安全への施策

標準:全構成共通 オプション:個別設計

  • 標準ロール別モデル制御/監査ログ(ハッシュ付与)
  • 標準オフライン更新手順・整合性検証
  • オプション監査CSVのWORM的保管・180日ローテーション
  • オプションハードニング/DR手順・演習

導入フロー

Step

  1. 要件整理(機器・運用・ポリシー・責任分界)
  2. Mac構築(Open WebUI / Ollama / テンプレ適用)
  3. Pi連携PoC(MCP / mcpo、権限・失敗時処理)
  4. ジョブ実行器の設計(CLI・cron・systemd timer、監査・スケジュール)
  5. 受入テスト・Runbook納品・教育

Q&A

御客様からの御質問

Q. オフラインで運用できますか?
A. はい。モデル更新もオフライン手順で提供できます。

Q. 誰がボタンを押せますか?
A. 操作ロールを定義し、危険操作はジョブ化+承認制にします。

Q. 既存ダッシュボードと共存できますか?
A. 可能です。AIは指示書作成、実行は既存基盤を流用できます。

<<参考価格>>

下記は参考価格です。システム構成、エッジ数、開発期間により変動します。

構築費用(I/Oユニット10台前後):500万円〜


構築費用:(I/Oユニット20台前後) :800万円〜


構築費用:(I/Oユニット30台以上) :1000万円〜